サービス

農業関連

沖縄県の基幹作物であるさとうきび。昨今は農業者の高齢化による離農など、農業を取り巻く状況は年々厳しくなっています。
打開策として着目したのが自動操舵システムによるスマート農業です。

自動操舵

自動操舵実現のためには、トラクタに取り付ける機器と、固定基地局(基準局)の設置が必要です。
基地局はおおむね2種類あります。
1.デジタル無線方式(UFSMAプロジェクトで活用)
2.ネットワーク方式

当社はネットワーク方式を用いて、県内各営業所に設置された基準局の「測位情報」をインターネット回線を使い送信し、トラクタの移動方向をリアルタイムで割り出し、自動操舵を実現しました。

補正情報送信距離:約70km
精度:約30mm~50mm+2ppm

ドローンでの薬剤散布

ドローンでの薬剤散布は、農業や林業、公共衛生の分野で活用されている技術で、農薬や肥料、除草剤などを広範囲に効率よく散布できます。

主な用途

水田や畑での農薬・除草剤・肥料散布、松枯れ防止の薬剤散布、蚊や害虫の駆除(デング熱・マラリア対策)など

メリット

作業効率の向上、コスト削減、均一な散布が可能、環境負荷の軽減、作業者の安全確保など

淡水化装置

海水や汚染された水を飲料水や工業用水などの淡水に変える装置です。高効率で大量の淡水を得られる、エネルギー消費が比較的少ない、除去率が高く、不純物を99%程度除去可能などの特徴があります。

取り組みの手順

①開墾(マルチャー)

県内各地に点在する耕作放棄地を有効活用するため、マルチャー機を用いて開墾を行います。マルチャーは、表層の植物や雑草、浅い根を細かく砕きながら取り除き、地表を均一にならすことができます。この作業により、荒れた土地でも農作物の栽培が可能な状態へと整備します。また、開墾と同時に有機物をすき込むことで、土壌の肥沃度を向上させる効果も期待できます。

②耕起(サブソイラ)

マルチャーによる開墾は表土の除去が主な目的となるため、地中に残る根や硬い層(土壌の締まり)がそのままになっていることがあります。これを解消するため、サブソイラを用いて深耕作業を行います。サブソイラは、地中に深く鋤を入れて土壌をほぐし、根の残骸を取り除くと同時に、水はけの改善や通気性の向上を図ります。この工程により、作物の根が伸びやすくなり、生育環境が整えられます。

③耕耘(ロータリー)

耕起作業を終えた後、より細かく土を砕き、植付に適した状態にするためにロータリーを用いて耕耘を行います。ロータリーは土壌を細かく攪拌し、表面を滑らかにすることで、作物の定着率を向上させる効果があります。また、この段階で必要に応じて堆肥や肥料を散布し、土壌の栄養バランスを整えます。適切な土壌環境を作ることが、作物の健全な生育につながります。

④植付(ビレットプランター)

植付作業は、GNSS(全球測位衛星システム)を活用した自動操舵システムを搭載したビレットプランタを用いて行います。このシステムを活用することで、作物の植付位置を高精度で均一にし、生育のバラつきを抑えることができます。さらに、植付の作業効率を向上させることで、大規模な農地でも短時間で均一な植付が可能となり、労力の削減と生産性向上を実現します。

⑤防除(ドローン)

病害虫対策として、ドローンを活用した防除作業を行います。ドローンによる散布は、短時間で広範囲に薬剤を均一に撒くことが可能であり、作業の効率化が図れます。また、従来の散布方法に比べて薬剤の使用量を抑えられ、環境負荷の軽減にもつながります。さらに、リモート操作により人が圃場に直接立ち入る必要がないため、作業者の安全確保にも貢献します。

⑥収穫(ハーベスター)

作物が十分に成熟したら、ハーベスタを使用して収穫を行います。ハーベスタは自動化された収穫機械で、短時間で効率的に作物を収穫し、同時に不要な部分を選別する機能を備えています。これにより、収穫作業の時間と労力を大幅に削減することが可能になります。適切なタイミングで収穫を行うことで、作物の品質を維持し、収量の最大化を図ります。